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3.12019
モモ
今回は、古来より日本で親しまれている「桃」の木について、お話をさせて頂こうと思います。桃(モモ)は、バラ科サクラ属の落葉広葉樹です。春、葉に先立って紅色や白色の花が、枝に沿ってびっしりと咲きます。
モモは、中国から伝わったとされますが、現在数多くある園芸品種のほとんどが、古くから日本で改良されたものだそうです。俳句では「桃の花」が春の季語、「桃の実」が秋の季語です。また、古事記には、モモの実をぶつけて邪気を追い払うという記載があります。病気を防ぎ、子どもの成長を願って花を飾る「桃の節句」が由縁です。
果実を食用とするモモとは別に、主に花を観賞する花木のハナモモやキクモモ、シダレモモなどは、庭木としても楽しまれています。花木ですので、日当りが良い所に植えると良いでしょう。和風の庭はもちろん、洋風建築にも、シンボルツリーとして人気があります。桜より早く春を楽しむことができるのでお勧めです。

シダレモモ

キクモモ